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函館新聞

チコリー真っ白い姿現す 北斗・白石農園で収穫進む【北斗】

大ぶりなチコリーを収穫する白石さん

 【北斗】シャキシャキとした歯触りとほろ苦い味が特徴の西洋野菜「チコリー」の収穫が、白石農園(市追分、白石裕昭代表)のハウスで進んでいる。根株にかぶせたもみ殻から、大ぶりで真っ白い姿が次々と顔を出している。

 チコリーは、ヨーロッパ原産のキク科野菜で、形はハクサイに似て小ぶり。白く小さい姿から「野菜の貴婦人」とも呼ばれ、ホテルなどから高級食材として引き合いが強い。栽培が難しく、道南で本格栽培するのは白石さんのみで、今季は昨年12月23日に収穫を始め、年明け後に本格化、3月中旬まで続く。ハウス1棟で計2万本の収穫を見込んでいる。

 日光に当たって青色に変色するのを防ぐため、土の上にもみ殻を30センチの厚さに覆っている。手で掘り出し、ポキッっと折って丁寧に収穫する。フィルムで個包装後、箱詰めし出荷。農薬や化学肥料を削減した特別栽培農産物の認証を受けている。白石さんは、飲食店などから人気のあるレッドチコリーの栽培も行っており、全体の5分の1を占める。

 長男の敏明さん(31)によると、今季は最も買いやすいLサイズ(130~170グラム)が多く、出来は上々だという。調理師免許を持つ敏明さんは「みそマヨネーズを付け、シンプルに食べるのが一番。グラタンやトマトスープ(ミネストローネ)に刻んで入れると、食感が良く、よりおいしくなる」と話す。  敏明さんは「販路が広がって買ってくれる人が増えたので、単価が上がった。食物繊維が豊富なので、多くの人に味わってほしい」とPRする。

 ホクレンショップ函館昭和店(昭和1)、シエスタハコダテ内の「ベジ旨マルシェKawasaki」(本町)、函館、北斗市内のコープさっぽろ9店舗、直売所「おしま産直マルシェ(おしマル)」(杉並町)、自宅直売所で扱う。また、札幌の青果店にも出荷している。

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