ホテル十勝屋(帯広市、後藤陽介社長)が、十勝ガーデンズホテルの立体駐車場を解体し整備を進めてきた、十勝産ジャガイモスイーツを柱としたテークアウト店が21日、市内西2南11にオープンする。「ジャガイモでは珍しい」(同社)というポテトけんぴのほか、バスクチーズケーキなどをそろえ、アフターコロナの土産需要なども見込んでいる。
店名は「Brand new Tokachi」。ポテトけんぴは「十勝産野菜で他にないスイーツを作りたいとゼロベースからレシピ開発した」と後藤社長。きたあかりを揚げて糖蜜と粉糖をまぶした。1袋40グラム入り380円。
他にポテトけんぴチップス(同価格)や、ポテトけんぴに十勝産・製造の「とか密」を直接かけるタイプ(1袋40グラム、520円)、「インカのめざめ」のスイートポテトとの2層のポテトバスクチーズケーキ1個(300グラム、1200円)、あんバタクロワッサン(250円)など。
店舗と併設した工房で製造。老朽化した立体駐車場の解体と新施設建設は昨夏に完了、商品開発を進めてきた。施設面積は約180平方メートルで、宅配弁当事業「けやき~欅」の調理場もレストラン部門から分離して併設。国のコロナ対策の事業再構築補助金に採択された。解体も含め事業費は約1億円。後藤社長は「観光シーズンに向け、新たな名産としてブランド化したい」と話す。営業時間は午前11時~午後5時、日曜は午後3時閉店。
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