「ふじ」「王林」など9種使用
そうべつシードル造り実行委員会(川南和彦実行委員長)は、スパークリングアップルジュース造りを18日から始めた。委託先のそうべつ農産加工センター(滝之町)では、約1・8トンのリンゴを20日まで搾汁している。2月末には500ミリリットルの瓶入り約2千本が誕生する。
リンゴの生産は町内の果樹農家に依頼。「ふじ」や「王林」、「陸奥」など9種類が寄せられた。
同実行委によると、昨年7、8月に適度な雨が降ったことや9月以降の好天で実の肥大化が順調に進み、台風など強風による落下も少なかったため、品質良く仕上がった。
同センターでは、スタッフがリンゴを半分や4分の1に切って、粉砕機に入れて細かくした後、機械で果汁を抽出。93度まで熱して殺菌した後、一斗缶に詰めた。
果汁は青森県弘前市のタムラファームに送られ、ろ過と炭酸注入作業が行われる。
価格は1本918円(税込み)。町内の道の駅そうべつ情報館i内の農産物直売所サムズなど6店舗で販売する。また、伊達市観光物産館をはじめ、洞爺湖周辺のホテル、土産物店でも取り扱う。
同実行委は「豊かな酸味と甘み、香りが特長。品種を理想に近い割合で集められたので、バランスが取れて風味に優れたジュースになると期待している」と話している。
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