網走の魅力を内外に発信 第48代流氷パタラ決まる

第49代流氷パタラに決まった(左から)平野さん、鈴木さん、横津さん、向田さん
【網走】網走の魅力を内外に広くPRする第48代「流氷パタラ」が決まった。市役所で行われた発表会で意気込みを語った4人は向こう1年間、観光コンパニオンとして各種イベントなどに参加。網走観光を盛り上げる。
流氷パタラに選ばれたのは、網走市出身の平野加奈さん(23、網走市役所)と鈴木七悠さん(22、アルバイト)、千葉県柏市出身の横津花央さん(18、東農大食香粧化学科1年)、東京都大田区出身の向田瑠夏さん(19、東農大海洋水産学科1年)の4人。
深い青が印象的な北方民族調の衣装に身を包んだ4人は、みな緊張の面持ちながら、集まった報道機関を前に笑顔で自己紹介。流氷パタラを1年間務める抱負を語った。
このうち、平野さんは「四季によってさまざまなイベントが開かれる網走の魅力を伝えたい」、鈴木さんは「コロナの影響を受けていたイベントも再開してきているので、つながりやコミュニケーションなど、いろいろチャレンジしたい」と、それぞれ自己PR。
横津さんも「網走ではさまざまな体験ができるので、多くの人に伝えられれば」、向田さんは「網走に来てまだ日が浅いので、自分自身がさまざまなイベントに参加しながら、網走の良いところを伝えていきたい」と、抱負を述べた。
4人は、すでに網走の観光概要や流氷ぱたらのさまざまな仕事、また接遇などの研修を終了。18日に行われた道観光振興機構のオンライン記者発表に平野さんが出席したほか、28日には鈴木さんと向田さんが観光列車「流氷物語号」の出発式など、個別の催しに参加する。
4人揃っての初仕事は、2月10日に網走セントラルホテルで行われるオホーツク流氷まつりオープニングパーティーが最初。同11―12日にエコーセンター駐車場で開かれる同まつりでも、4人が会場でコンパニオンを務める。
パタラは北方少数民族ウイルタの言葉で「娘さん」「お嬢さん」という意味で、任期は1年。
2009年までは一般公募していたが、応募が少なく、研修期間に支障をきたすなど、選考が難航していたため、実行委の推薦で決めている。
イベントなどでは、新型コロナウイルスの感染予防のためマスクの着用が必要なことから、4人はウイルタの伝統文様「イルガ」をを国内で唯一、継承している市民サークル「フレップ会」が製作した、イルガの刺しゅうを施したマスクを着用して参加する。
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