コワーキングスペース刷新 宇宙ビジネス需要見込む【大樹】
大樹町は、町内西本通98の経済センター3階にあるコワーキングスペース(共有・共働型の事務スペース)をリニューアルした。設備を充実し、利用しやすいよう料金体系も見直した。宇宙関連のビジネス客を中心に利用を見込んでいる。
コワーキングスペースは一昨年11月に開設。スペースポート(宇宙港)の運営を担うスペースコタンが本社事務所として利用している。月額3万円(半年間は無償、7~24カ月目までは半額)で設定したが、スペースコタン以外に利用はなかった。
新しいロケット発射場(LC-1)や多目的航空公園の滑走路延伸が着工し、宇宙ビジネスや実験関連で大樹を訪れる関係者の需要が増えると予測。テーブルなどの事務機を入れ替え、オンライン会議用のモニターを増設した。別室には会議室を用意した。
料金体系も一新。1社・団体につき月額1万5000円で利用できるほか、1日利用(500円)も設けた。ICキーを使って入退室し、基本的に24時間利用できる。希望者は町ホームページから使用申請書をダウンロードし、必要事項を記入して、町企画商工課(01558・6・2113)に申し込む。
同課は「従前のシステムを見直し、リーズナブルな料金体系にした。設備面も充実したので気軽に利用してほしい」としている。
町内では空き店舗(西本通12)を活用した無人形式のコワーキングスペースも開業する予定で、ビジネス目的の来町者の作業環境が充実する。
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