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函館新聞

恵山岬で灯台サウナ 東部エリア活性化へ【函館】

サウナから出た後、灯台の前で記念撮影する参加者

 函館東部エリアの活性化に取り組む恵山岬灯台活用協議会(矢田項一会長)は14日、恵山岬町で「灯台サウナ」と題したアウトドアサウナの試験イベントを行った。参加者が灯台のそばに設置したテントサウナで体を温めた後、灯台の上で外気浴をするというもの。同エリアへの誘客やイベントとしての可能性を探った。

 同協議会は昨年6月に設立。これまでにフォトコンテストやガイドウオークなどの事業を展開している。試験は日本財団「海と灯台プロジェクト」の新たな灯台活用モデル事業の一環で、観光コンテンツに育てようと企画した。

 この日は函館市内のサウナ愛好家ら10人が参加。まず、ホテル恵風で同協議会の品川真一郎さんとサウナブームの火付け役の一人、専門家の草彅洋平さんが灯台や道内のサウナの歴史と物語について説明した。

 参加者は灯台のそばに設置されたテントサウナに移動。テントの中の温度は90度ほどで、たっぷり汗をかいた後、水風呂に飛び込んだ。外気浴は高さ15メートルの灯台バルコニーで行い、絶景を見ながら参加者は口々に「ととのった」などと感想を話していた。

 また、サウナ後に食べる食事「サ飯」として、サウナ発祥のフィンランドの名物料理「サーモンクリームスープ」と噴火湾産「灯台つぶの串焼き」の2品が振る舞われた。

 参加した函館市杉並町の大学生、竹添民さん(23)は「テントサウナと灯台で感じた風、まわりの自然、絶景のどれもが気持ちが良かった。イベントがあれば参加したい」と満足そうに話した。

 同協議会は今年、市民や観光客向けの灯台サウナイベントを開催する考え。矢田会長は「参加者に楽しんでもらえたので、イベント化に向けて手応えを感じている。サウナと食以外にも灯台の価値を高め、地域を盛り上げるコンテンツや話題づくりを考えていきたい」と語った。

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