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日高報知新聞

「一緒に滑れて楽しかった」【浦河】

 オリンピック金メダリスト髙木菜那さんが浦河町内の子どもたちにスピードスケートの楽しさを伝える「髙木菜那スケート教室」が11日、町内緑町の町スケートリンクで開かれ、参加した多くの子どもたちが髙木さんと一緒に滑りを楽しんだ。

 郷土に根差したプロスポーツを応援し、子どもたちへ夢や希望を与える北海道プロスポーツ連携事業として、町スポーツ協会、浦河スケート協会、浦河町スケート選手後援会、町教委の共催で実施。前日には講演会も行われた。

 髙木さんは、幕別町出身。2014年冬季五輪ソチ大会でスピードスケート日本代表に初選出され、18年平昌大会では、マススタートで金メダル、女子団体パシュートをオリンピックレコードで金メダルを獲得し、日本の女子選手初の同一大会2冠に輝いた。22年北京大会では、女子団体パシュート銀メダル、個人1500㍍で8位入賞を果たすなど、世界を舞台に長く活躍してきた。

 スケート教室は、中学生以下の児童生徒、幼児などを対象とした「一般の部」と、町内のスケート少年団の団員を対象とした「少年団の部」の2部構成で行われ、元五輪選手で町教委勤務の小田卓朗さんと浦河町スケート協会のメンバーが運営をサポートした。

 一般の部では、髙木さんがスピードスケートの基本を丁寧に教え、スケートを滑れない子どもたちには、一人ひとり手を取りながらマンツーマンで練習し、スケートが楽しくなるよう指導した。最後の記念撮影の場面では、慣れないスケート靴を履いて足の痛みと寒さから泣いてしまう子もいたが、髙木さんは、子どもたちを膝に乗せ、声をかけながら足をさすったりして笑顔を引き出していた。

 このあと行われた少年団の部では、小田さんと一緒に細やかな技術指導を行い、子どもたちの練習意欲を高めていた。

 少年団の部に参加した堺町小5年生の種市柚羽さんは「髙木さんと一緒に滑れてとても楽しかった。教えてもらったことを練習して、1秒でも早く滑れるように頑張りたい」と話していた。

子どもたちにスケートの楽しさを伝える髙木さん(左)

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