主婦らが自慢の味競う【えりも】
【えりも】町内伝統行事の「第57回つけものコンクール」が10日、3年ぶりに町福祉センターで開かれ、町内の主婦らが手づくりの自慢の味を持ち寄って競い合った。町女性団体連絡協議会(川﨑尚子会長)の主催。
川﨑会長は「日常の食生活で欠かすことの出来ない漬物の漬け方と食べ方の工夫・研究で、えりも町のより豊かな食生活向上を目指し、さらに伝統食を後世に伝え続けたい」とあいさつ。
今回は、たくあん、工夫、いずし(サケ)などの7部門に14人が39品を出品した。
審査員は、大西正紀町長、石川昭彦町議会議長、川上松美町教育長、槙研一日高振興局産業振興部長、住野谷張貴えりも漁協専務理事、坂本いづみ日高地区漁協女性部連絡協議会副会長ら15人。
審査は、7部門39品目を3グループに分けて5人ずつの審査員が、お茶で味覚を整えながら、味、香り、見た目などを1品目づつ慎重に試食し、最後に5人の審査員が協議して部門ごとの順位を決めた。集計の合間には、審査員と出品者、参加者らが試食しながら意見を述べ合うのが恒例であったが、今回は接触を避けるため中止に。
審査は、出品数に応じて1位のみや3位までの順位とし、今回も入賞常連の渡部智佳子さん=本町=が7品目中4品目で1位となり「漬物王者」の貫禄を見せた。
出品回数最多で、今回もいずし(サケ)の部に入選した能登貞子さん(87)=笛舞=は「家族が喜んで食べてくれるので味を工夫しながら漬けています。今回で40回目の出品です」と話していた。
各部門の入賞者は次の通り。
▽たくあん ①渡部千鳥②渡部智佳子
▽かぼちゃ漬け ①渡部智佳子
▽かす漬け ①渡部智佳子
▽工夫 ①渡部智佳子②芳賀寿子③渡部智佳子
▽即席 ①川崎尚子②芳賀寿子③芳賀寿子
▽いずし(サケ) ①鈴木睦子②渡部智佳子③能登貞子
▽いずし(その他) ①渡部智佳子②叶内ヨシノ③鈴木睦子
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