販売が開始された福司酒造の「しぼりたて生酒」

　 釧路唯一の蔵元、福司酒造（梁瀬之弘社長）の季節限定商品「福司新米新酒しぼりたて生（き）酒（ざけ）」が１４日、市内の酒店、スーパーなどで発売された。このうち酒専門店「銘酒のさとう」（釧路市愛国東１、佐藤千紘社長）では開店から出来たての日本酒を買い求める客の姿がみられた。

　 しぼりたて生酒の販売は今年で４８年目。道産の新米を使用し、昨年１１月に仕込んだ。出来たての日本酒の荒々しさとフレッシュさ、もろみの香りと味が楽しめる。昨年同様１万１０００本程度を製造。

　銘酒のさとうでは１３日の午前中にフェイスブックに発売の告知を発信。開店当日の午前１０時３０分から買い求める客が訪れ、なかには告知を見て厚岸から来た客もいたという。店内では同商品のコーナーを設置するなど販売に力を入れており、佐藤裕美子取締役は「香りと甘味、うま味、そして酸のバランスが大変良く、ふっくらとしたキレのいいお酒に仕上がっている」と話している

　小売参考価格は１・８㍑が２４５０円、７２０㍉㍑が１２５０円。道内主要都市の酒専門店などでも販売。数量限定なのでなくなり次第終了する。