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函館新聞

木古内・寒中みそぎ祭り開幕 4人の行修者が水ごり【木古内】

水ごりを行う行修者(13日午後6時50分ごろ)

 【木古内】町の伝統神事で、1年の豊漁豊作を祈願する「第193回寒中みそぎ祭り」(町観光協会、実行委など主催)が13日、町内で開幕した。祭りの始まりを告げる参籠(さんろう)報告祭が佐女川神社(野村広章宮司)であり、厳しい鍛練に励む4人の行修者が水ごりに挑み、心身を清めた。15日まで。

 今年の行修者は別当の田澤宏基さん(27)=公務員=、稲荷の木水拓海さん(23)=会社員=、山の神の齊藤亘さん(24)=、新たに弁財天を平野心太さん(15)=高校生=が務める。

 報告祭では、野村宮司が祝詞を奏上し、関係者が玉串をささげ、祭りの成功を祈願した。その後、下帯姿の行修者が石段を降り、境内で水ごりを披露。小雨が降る中、気合いを込め冷水を掛け合い、見物人や関係者も拍手を送っていた。

 毎年写真撮影で来場する函館市中道1の男性(78)は「行修者4人の頑張りで町を盛り上げてほしい」とエールを送っていた。

 14日は午後6時からみそぎ公園から神社に向け、ちょうちん行列「みそぎ行列」がスタート。同7時10分ごろから冬花火を打ち上げる。新型コロナウイルス感染防止のため、寒中みそぎフェスティバルは昨年に続き、物販は取りやめる。最終日の15日は午前11時50分から、みそぎ浜で行修者が御神体を抱え、海中沐浴し、祭りはクライマックスを迎える。

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