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函館新聞

函館・安川さん焼き芋好評 「しっとり甘い」 昭和公園近く 土・日曜限定【函館】

新たに導入した食品用デジタル温度計を手に笑顔を見せる安川さん

 函館市亀田港町の安川農園(安川満江代表)は、函館産サツマイモ「シルクスイート」の焼き芋を土・日曜限定で販売している。試験販売も含め今年で3年目で、安川さん(59)は「しっとりした歯触りと飛び抜けた甘さを楽しんで」とPRしている。2月末まで。

 安川さんは昨年、西桔梗町の畑にシルクスイートを0・7アール作付け、10月に700キロを収穫した。昨夏の高温が足らず、大雨も影響しイモの出来は不作で、小ぶりなものが多いという。所属するJA函館市亀田女性部の干しイモなど加工用にのみ提供している。

 焼き芋は、夫の忠男さん(59)がドラム缶を改造し手作りした自家製焼き芋機を使い、熱源はガスと木炭で、1時間半を掛けてじっくりと焼く。今年から100グラムあたり120円の量り売り方式に変更した。また、新たに食品用デジタル温度計を導入、イモの中心温度を計測し、おいしく仕上げている。安川さんは「糖度は測っていないが、30度以上はあると思う。しっとりした味が特徴」と話す。

 昭和町の自宅倉庫内にサツマイモ専用の保管庫を設け、収穫しキュアリング(腐敗防止、日持ちや味を良くするための処理)を終えてから春まで長期間貯蔵する。冬季はハウス専用の石油ストーブで温め、室内を15度に保っている。

 焼き芋の販売が好評で、焼き芋の増産にと、お客からドラム缶2個をもらったほど。ただ、イモの収量が少なかったため、1号機のみで対応している。

 SNSを使った宣伝をしておらず、口コミのみで買い求める人が増えている。安川さんは「おかげさまでリピーターが絶えない。昨年買えなかった人が『今年こそは』と買いに来てくれるので、本当にありがたい。買いに来てくれた人みんなにイモが行き渡るようにしたいけれど、2月いっぱいの販売が限界」としている。

 電話での予約注文は受けておらず、直接訪ねて購入する。場所は昭和公園近く。焼き芋があるか否かの問い合わせは、安川さん(090・7510・0686)へ。

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