スノードライブを楽しむ香港のインフルエンサーら

スノードライブを体験する様子も撮影した

　北海道運輸局は１２日、新型コロナウイルスの影響で冷え込んだ香港からの観光客の回復に向け、現地のインフルエンサーやメディア関係者２人を登別市内に招き、サンライバスキー場（カルルス町）でゲレンデ滑走用具・スノードライブを体験してもらった。

　スノードライブは、スキーやスノーボードに次ぐ第３のウインターアイテムといわれ、スキー板の上にハンドルと座席を取り付けたそりのような乗り物だ。

　同スキー場では、北海道観光振興機構の補助金を活用し、２０２１年度から実証実験で導入。道内では同スキー場を含めて２カ所でレンタルしており、無料レンタルは同スキー場のみという。

　一行は８～１３日の５泊６日で旭川や富良野、トマム、登別、札幌などを巡っており、１１日に登別入り。登別温泉のホテルに１泊して翌１２日に同スキー場でスノードライブを体験。約３０分ほど練習した後、すぐにこつをつかんでリフトに乗り込み、ゲレンデを滑走する様子などを動画に収めていた。

　香港最大級の日本情報発信オンラインメディア・ライクジャパン編集者のミナさん（３３）と、ＳＮＳインフルエンサーのステラさん（２９）は「スノードライブは、スキー未経験でも簡単に乗れて楽しめる。登別温泉も泉質が豊富で最高でした」と、それぞれ笑顔で話した。

　道運輸局によると、香港からはコロナ前、一年を通して継続的な来道があり、リピーターも多いという。今回、香港で人気のスノーリゾートでの気軽なスノーアクティビティのほか、写真映えするスポット、グルメなど「冬の北海道ならではの新たな観光情報」を発信し、香港からの訪日客回復を目指す目的で実施した。