５日に函館駅に設置された「ジャンボ絵馬」

　ＪＲ函館駅（神林辰法駅長）で５日、市民が自由に新年の抱負をつづる「ジャンボ絵馬」がお目見えした。設置は２月１３日まで。

　設置は１９８２年に始まり、新型コロナウイルス感染防止で２０２１、２２年は実施せず３年ぶり。イラストはＪＲ北海道函館支社の社員が手掛け、今年の干支（えと）のウサギとともに「特急北斗」の車両・キハ２６１系や函館駅の駅舎が描かれている。大きさは１・２メートル×２・４メートル。

　同日午後に設置し、利用客が足を止め、思い思いに願い事をしたためていた。「第一志望に受かりますように」と書いた函館西高校３年の佐藤秀哉さん（１８）は「大学入学共通テストも近いので志望大学合格を願った。体調管理を万全にして本番を迎えたい」と話した。

　絵馬は設置後、函館八幡宮に奉納し、成就を祈願する。神林駅長は「絵馬を通じ受験生が合格するよう応援したい」と話していた。