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十勝毎日新聞

ドローンスクール 夏に開設 「競技チームつくりたい」【芽室】

 芽室町の金物店「三浦商店」4代目社長の三浦啓太郎さん(33)が、今夏にも町内にドローン(小型無人飛行機)スクールを開設する。三浦さんは「十勝からドローンレースのチームを誕生させたい」という思いとともに、大型店舗の進出で経営に陰りが見える会社の再建を目指す。

ドローンを手にスクール開設への意気込みを語る三浦さん

 同店は創業67年で、家具や日用雑貨の販売、灯油配達などを手掛ける老舗。時代の流れとともに一般家庭からの発注は減り、自治体との取引がメインになった。

 三浦さんは趣味でドローン操縦を始め、ドローン製造の大手「DJI」の民間資格「DJIスペシャリスト」を保有する。企業から空撮の依頼を受け、社長業の傍らフォトグラファーとしても活躍。ドローンレースの大会にも参加している。

 国は昨年12月5日にドローン操縦の国家資格を創設した。資格保有者は、操縦者が目視できない住宅地の上空などの飛行も可能になる。三浦さんも今後国家資格の取得を目指すなど、スクール開設に向けて準備を進めている。

 ドローンは全国でも普及が進む。三浦さんはDJIスペシャリストの資格を、ドローン販売を手掛ける「AIRSTAGE」(エアステージ、釧路管内弟子屈町)帯広店で取得した。同社によると、全国での同資格取得者数は2016年で約10人だったものの、17~22年は毎年150~200人程度で推移している。

 スクールは町東2ノ4に建設予定。自動車教習所のような仕組みで、1泊2日のプランを設ける(追加講習あり)。基本的な操縦方法のほか、撮影や農業分野での活用、建設現場での測量に生かせる技術など幅広く指導する。学科教習、屋内練習場や屋外での実地教習がある。

 事業費約4200万円のうち、約6割を経済産業省の事業再構築補助金で賄う。「会社を存続させたいという気持ちが一番」と三浦さん。近年、新たな競技として注目されるドローンレースのチームは道内で数少ないが、「子どもたちを中心に可能性がある分野。安全に操縦できるノウハウを伝えて競技人口が増えればうれしい」と意気込んでいる。

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