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網走タイムズ

全国に特産品を発信 日本公庫が共同ロビー展 ビジネスマッチングに期待

オホーツクの特産品が並ぶ奈良支店のロビー(日本公庫提供)

 【北見、奈良、浜松】地域経済活性化の一助に―と、北見支店を含む日本政策金融公庫3支店が拠点地域の特産品などを互いに紹介する「共同ロビー展」を開催している。将来的にはビジネスマッチング、商談会などの展開を目指している。

 日本公庫は、一般の金融機関が行う金融を補完し、国民一般、中小企業者および農林水産業者の資金調達の支援を主な目的とする金融機関。

 新型コロナなどの感染症や大規模災害、テロなどによる被害に対処するために必要な金融を迅速かつ円滑に行い、国民生活の向上に寄与することを目的としている。

 これまで、店舗内でロビー展を開催していたが、都市部の店舗に全国各地のポスターを展示する形式がメーンだった。

 今回は、具体的な経済振興に主眼を置き、実際に各地の魅力ある特産品を展示することで、地域性を視覚に訴え、消費喚起につなげる考え。

 将来的にはビジネスマッチングにつなげ、地域間のビジネス交流を促進することで、地域経済の活性化を図っていく。

 今回、共同ロビー展を開催したのは、オホーツク管内全域を業務区域とする北見支店(北見市幸町1)と奈良県奈良市の奈良支店、静岡県浜松市の浜松支店の3支店。

 3支店が連携し、他の2支店の業務区域内の特産品を買い取り、ロビーに展示することで、広く来店者に紹介している。

 希望者には購入先の紹介などのマッチングも行い、すでに経済交流が動き出している事例もあるという。

 北見支店には、奈良支店推薦の喜多酒造の日本酒や川東履物商店のサンダル、三輪そうめん、総本舗白木屋の奈良漬け、浜松支店推薦のウナギ関連商品、お茶、日本酒など20社以上の商品を展示している。

 他の2支店には、マリン北海道の水産加工品や東農大バイオインダストリーのエミュー関連製品、しんやのホタテ貝柱燻油漬け、北見ハッカ通商のハッカ油など、オホーツクから16社の特産品32品を推薦し、展示してもらっている。

 中でも、今までにないさまざまなカラーのビールを生み出した網走ビールの詰め合わせは「味わいだけではなく、見た目も楽しめる新しいビール」と注目を集めている。

 カーリング女子日本代表の「もぐもぐタイム」で話題となった、清月(北見市)のチーズケーキ「赤いサイロ」も「一度、食べてみたかった」などと話題になっているという。  現在、ロビー展をきっかけとしてビジネスマッチングを進めており、将来的には商談会やコラボレーション企画などを実施する予定。

 日本公庫は「資金繰りの相談だけではなく、地域経済の活性化に向けて、今後も積極的な支援活動を進めていきたい」と話している。

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