出来たてのスケートリンクで滑りを楽しむ児童

　十勝管内の小学校でスケート授業のシーズンを迎えた。１９日には帯広市内のトップを切って清川小学校（平野司校長、児童５３人）でリンク開きが行われ、今季一番の厳しい寒さにも負けず、子どもたちが氷の感触を楽しんだ。

　同校ではＰＴＡが今月４日からリンク造りをスタート。雪を踏み固め、土が見える部分には白いペンキを混ぜた水をまいたり、白い紙を置いたり工夫した。オープンまでの４日間は連日、夜７時から翌朝４時まで作業を続けた。

　この日は１、２年生の授業が行われ、保護者が見守る中、児童たちが伸び伸びと周回を重ねた。スケート初挑戦の１年生の女児（６）は「難しかった。ツルツルだった」と感想を述べ、２年生の女児（８）は「記録会で１位を取りたい」と意気込んだ。

　河尻憲一ＰＴＡ環境部長は「子どもたちに一日でも長く滑ってもらえれば」と話していた。