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十勝毎日新聞

極寒 ブドウ収穫 甘いアイスワインに【池田】

樹上で凍結したアイスワイン用の山幸を集める町職員ら

 十勝ワインを製造する池田町ブドウ・ブドウ酒研究所(佐野寛所長)が19日早朝、甘口の「アイスワイン」用ブドウを収穫した。氷点下20度近い極寒の中、町職員ら約30人が町清見のワイン城付近の町営ほ場で、凍結したブドウを手作業で枝から外した。

 同研究所は2007年にアイスワインの販売をスタート。耐寒性の高い赤ワイン用ブドウ品種「山幸」を12月ごろに凍結した状態で収穫する。同研究所のアイスワインは、氷点下10度以下で収穫することを条件としている。低温下で生育させ、凍結した状態で収穫することで、糖度は通常の山幸のワインに比べ2倍の約40度に達する。

 作業が始まった午前5時半ごろ、ほ場付近の気温は氷点下19度。町職員は日の出前の暗闇の中、ヘッドライトで照らして枝から葉を落とし、ブドウの実をかごに集めた。この日は約7800平方メートルのほ場で約1時間半作業し、アイスワイン用の収穫を全て終えた。

 南邦治製造課長は「例年よりも若干早く収穫を終えられた。完成を楽しみにお待ちいただければ」と話していた。6日の収穫分も合わせて約600キロのブドウで醸造し、発売本数は1500本程度を見込む。来年12月ごろ発売予定。

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