エコーセンターで行われたユニバーサルマナー３級検定

　【網走】高齢者や障がい者のサポートやコミュニケーションの方法を習得する「ユニバーサルマナー」の３級検定講座が、市エコーセンターで開かれた。

　同検定は、ユニバーサルマナー協会が実施しているもので、網走での開催は、市地域社会貢献活動サークル「ウィンクルム」（山根伸也代表）が主催した。

　３級検定は、75分の講義とグループワークによる45分の演習問題に取り組むことで取得できる。

　今回は、約30人が受検。山根代表によると、もっと多くの受検申し込みがあったが、新型コロナの感染予防で密を避けるため、会場の同センター大会議室でソーシャルディスタンスを確保できるぎりぎりの人数に受検者をとどめたという。

　講師は、建築デザイン工事やインテリアコーディネート、コンサルタントなどを手がける環工房（札幌）代表の牧野准子さん。

　講義の中で牧野さんは、人口の29％が高齢者、８％が障がい者、２％が３歳未満の子が乗っているベビーカーという数字を挙げ「４割の人が、外出で不自由を感じている。障がい者のため、高齢者のためではなく、みんなのためを考えるのがユニバーサルマナー」と説いた。

　検定は午前中で終え、午後からは牧野さんによる講演「自分のためにもなるまちづくり～共生社会と心のバリアフリー」が開かれた。