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釧路新聞

末広でアイヌ文化に触れて 19日釧路でライブ【釧路】

 東北海道最大の歓楽街「末広」で、観光やビジネスで来釧した旅行者に、音楽や文化の思い出をつくってもらおうという新事業「Rir(リル)」が19日、釧路市川上町4の多目的ホール「アイコム・イベントホール」で始まる。釧路市体験型観光コンテンツ造成支援事業補助金を活用して今年度内に合計3回実施。2023年度以降も継続して開催できるよう準備を進めている。(山本雅之)

 アイコム・イベントホールは2010年6月、フォグタウンビル2階にオープン。釧路、道東から音楽やダンスなどのエンターテインメント文化を発信し、プロアマ問わずステージに立つ機会を提供しようと、定期的にステージイベントを行ってきた。プロミュージシャンの演奏を聞きながらの歓送迎会やクラス会、忘新年会などでも利用されてきた。コロナ禍で休業を余儀なくされたが、今春から、少しずつイベントを再開している。

 新事業の立ち上げは、同ホール運営のほか、観光遊覧船の運航などを手掛ける、アイコム(釧路市愛国西1)の佐久間陽介代表取締役の発案。観光客から「市街地でアイヌ文化に触れたい」「ライブバーはないのか」という要望を耳にしたのがきっかけで、同ホールで音響や照明などを担当する楽音ファクトリー(釧路市阿寒町布伏内)の真野知也代表取締役と計画を練った。釧路出身の地元アーティストによるステージにこだわり、ステージセットも阿寒湖温泉在住の木彫り作家、藤戸康平氏が手掛けた。

 初回のテーマはアイヌ文化と現代音楽の融合。アイヌ民族の伝承歌謡を歌う姉妹「カピウ&アパッポ」、ラッパーの「ザ・クエスチョン・ラヴ」、スリーピースバンドの「タデクイ」が出演し、ジャンルを越えた共演も予定している。「Rir」はアイヌ語で「波」を意味し、佐久間さんは「釧路を旅する新たな楽しみを創造する思い。多様な文化の波が寄せては返すイベントにしたい」とにっこり。真野さんも「阿寒湖温泉街に行かなくても、アイヌ文化を楽しめる意義は大きい。ツアーの旅程に組み込まれるような事業に育てる」と話している。

 開場午後6時30分、開演同7時。料金は一般2000円、学生1500円(中学生以下無料、ドリンク別料金)。問い合わせは、アイコム0154(36)7272へ。

釧路市中心街でアイヌ音楽と現代音楽の融合を楽しんで」と来場を呼び掛ける佐久間さん(右)と真野さん

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