帯広三大祭りの一つ「第53回おびひろ菊まつり」が2日、閉幕した。5日間の来場者数は昨年比1万1000人増の1万4600人。今年は3年ぶりとなる通常規模での開催となり、昨年の4倍以上の来場者が訪れた。
主催した帯広のまつり推進委によると、期間中の来場者は10月29日3200人、同30日5000人、同31日2200人、11月1日2000人、同2日2200人。
今年は昨年、一昨年と続けた入場制限は設けず、ステージイベントも復活した。初日は市内高校生による書道パフォーマンスが祭りの開幕に花を添え、菊以外の花の展示や、姉妹都市の物産展の実施も新たな客層の集客につながった。
一方、コロナ禍前の通常開催時は例年3万人前後の来場者が訪れており、2019年には過去10年で最多の3万5829人の来場者数を記録していた。
いまだコロナ収束が見えない中での通常開催となった今年は、「老人ホームなどの高齢者団体の訪問が例年と比べ少なかった」(同推進委)ことが来場者数が伸び悩んだ要因とする。同推進委は「国や道の方針に従い、コロナ対策を今後も行った上でさらなる周知を図りたい」としている。
運営を担った帯広菊花同好会の高井信夫会長(76)は「今年は花の咲きも良好で、菊花販売は例年にないほど好調だった」と振り返り、市や同推進委の協力に感謝を述べた。「来年以降は写真スポットを設けるなどさらに幅広い世代が楽しめるまつりを目指したい」と話し、引き続き魅力向上に努めていく。
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