１０月４日オープンするホテルクテクン。知床方面に向かう国道272号に近くアクセスも良い

フロント棟のロウリュサウナ。男女兼用なので水着を着用し利用する

　【中標津】輸送用コンテナ内を宿泊用に改装した無人形式のコンテナホテル「ホテルクテクン」（１８室）が１０月４日、町東３９北１にオープンする。近年のサウナ人気にも対応し、フロント棟にはフィンランド式サウナ「ロウリュ」が整備され、コロナ下の需要に対応した新しいタイプのホテルとして注目されている。

　経営するのは高橋工業（別海町中春別、高橋宗靖社長）で、対人を極限まで控え、安心して利用できるホテルを自社敷地内に整備した。名前の由来は町内の秘境クテクンの滝からきており、滝の色を表す水色を統一カラーとしている。

　１８室の内訳はセミダブル１２室、ツイン５室、車椅子対応のユニバーサルツイン１室。全室にバス、トイレ、テレビ、冷蔵庫、無料Ｗｉ―Ｆｉ（ワイファイ）などを完備している。

　チェックイン・アウトを行うフロント棟にはサウナがあり、宿泊者が専用で利用できる。歯ブラシなどのアメニティーなども同棟に完備している。

　２７日には内覧会を開き、地元関係者約６０人が足を運んだ。西村穣町長は「宿泊施設が足りないのでありがたくうれしい」と話していた。

　価格は８０００円から。予約はすべてインターネットからで、決済はクレジットカードのみ。予約はhttp://hotelkutekun.com/（１０月１日から）。