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函館新聞

洞爺丸台風から68年、函館市仏教会が供養法要【北斗】

僧侶が読経する中、慰霊碑前で手を合わせる参列者

 【北斗】1954年9月26日に北海道に接近した台風15号(洞爺丸台風)から68年となった26日、台風で沈没した青函連絡船・洞爺丸の犠牲者が多く流れ着いた北斗市七重浜7の「颱風(たいふう)海難者慰霊碑」前で、函館市仏教会主催の慰霊法要が営まれた。遺族ら約50人が参列。花を手向け、故人の霊を慰めた。

 台風では洞爺丸の他、十勝丸、日高丸、北見丸、第十一青函丸の5隻の青函連絡船が沈没、函館市史によると1430人が犠牲となった。慰霊碑は、事故の翌年の55年に建立され、函館市仏教会が毎年慰霊法要を続けている。

 法要では、乗客乗員の遺族のほか、JR北海道函館支社の村林健吾支社長、函館市職員らも参列。仏教会の上田教正会長を導師に僧侶6人が読経する中、参列者が合掌し、焼香した。

 函館市桔梗4の主婦、藤谷光子さん(55)は、十勝丸船長として亡くなった祖父の任堂(とうどう)光一さん(当時49)の船員手帳を手に参列。「事故後の生まれだが、幼いころから祖父の話を聞かされて育った。事故当日も元気に家を出ていったと聞き、命はとてもはかないものだと感じた」と話し、次の世代に記憶を継承する思いを新たにした。

 この日は、近隣の七重浜共同墓地内の供養塔「寂光塔」前で、隣接する七宝寺の油井清量住職が供養を行い、遺族も参列した。

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