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日高報知新聞

雑穀の収穫や儀式を体験【平取】

【平取】平取地域イオル再生事業の「イチャ(穂ちぎり)・イユタ(搗きもの)穀物収穫体験事業」が17日、二風谷地区で開かれた。町内外から30人が参加して、ヒエ、アワなどの雑穀の収穫や伝統的儀式、料理づくりなどを体験した。

 イオル再生事業では、アイヌの伝統的料理や儀式に使うイナキビやヒエ、アワなどの雑穀を町内2カ所で栽培。この日は二風谷ファミリーランド近くの丘にある雑穀畑「ヌプカトイ」で収穫や脱穀などを体験した。

 二枚貝にひもを通した収穫に使う伝統的道具「ピパ」は、川真珠貝が絶滅危惧種になり、金属製のピパを代用。参加者たちは5月9日に種まきをした雑穀を、指導を受けながら収穫した。

 二風谷コタンへ戻り、穀物の収穫を祝う儀礼儀式体験を行い、イユタ・シララニス(石臼)体験も行った。情報センターではシトアカラ(シト作り)体験をすることができ、子どもたちはこね上がったシトを思い思いの形にして茹でた。試食会では、イナキビ団子とオオウバユリの団子を砂糖醤油ダレをかけて美味しくいただいた。

 苫小牧市の小栗千絵子さんは「サラニプ(オヒョウの皮で作る肩から下げるバッグ)作りを6月から週に1回習いに来ている。収穫はとても懐かしく、にぎやかに会話しながら楽しく作業ができた。収穫で使ったピパは思っていたより良くできていて、効率よく雑穀の茎を刈り取ることができた」と話した。

「ピパ」で雑穀の収穫体験をする参加者たち

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