阿寒町の生活〝のぞき見〟 地域おこし協力隊企画ツアー【釧路】
釧路市阿寒町を舞台とした「北海道・阿寒町の暮らしのぞき見ツアー」が23日、同町内で本格的に始まり、移住に関心を示している大阪府や千葉県から参加した3人が、観光では見えない地方の暮らしを体験している。
同ツアーは、同町の地域おこし協力隊崎一馬さん(26)と佐々木優衣さん(25)が中心となって企画。参加者は22日から3泊4日の日程で、移住者との交流や同町での暮らしに必要な施設を巡るなど阿寒地域での暮らしを体験するほか、行政職員による移住の支援制度などについても説明を受ける。
この日は午前中にスーパーや病院、学校などの生活に必要な施設を巡った後、ゲストハウスコケコッコーで「地方暮らしを体験するルームツアー」を実施。崎さんが実体験を交えながら「車は寒冷地仕様が必須」「ほとんどの住宅に駐車場と物置がある」「夏と冬で光熱費が大きく異なる」など、同町での暮らしに必要な知識を紹介した。
来年にも、夫婦で同町への移住を予定しているという大阪府在住の木下直哉さん(28)は「大阪での生活と大きな違いがたくさんあって驚いた。とても勉強になった」と笑顔。崎さんは「皆さんとても興味を持っていただきありがたい。今回のツアーを通じて、少しでも阿寒町の魅力が広まってくれれば」と話していた。
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