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日高報知新聞

優しい歌声に聞き惚れる【浦河】

 浦河町芸術鑑賞事業公演実行委主催の「倍賞千恵子with小六禮次郎inURAKAWA」が18日、町総合文化会館で開かれ、来場者は倍賞さんの優しい歌声に聞き惚れた。

 女優や歌手、声優などエンターテイナーとして輝き続ける倍賞千恵子さんのコンサート。代表曲は、デビュー曲でもある「下町の太陽」、「さよならはダンスの後に」をはじめ、知床旅情の別バージョン「オホーツクの舟唄」、アニメ映画ハウルの動く城主題歌の「世界の約束」など。ピアノは夫の小六禮次郎さん、コーディネートは町在住のベーシスト、立花泰彦さんが務めた。

 オープニングで倍賞さんは「レコード大賞新人賞から60年。ずいぶんと時が経ちました。今だからこそ言いたいこと、歌いたい歌を歌います」と話し、「季節の歌メドレー」で「春が来た」など春夏秋冬の歌を歌った。また、自身が出演した映画「下町の太陽」など10タイトルのワンシーンを映像で振り返りながら、夫の小六さんと軽快なトークを披露した。

 現在、大通2の大黒座で公開中の「PLAN75」の予告編を流しPRしたあと、映画「男はつらいよ」のトーク、「さくらのバラード」などを歌った。

 コンサートも終盤に差し掛かるとコーディネートの立花さんが呼び込まれた。ベーシストの立花さんは30年以上前に倍賞さんの全国ツアーでバックアップミュージシャンとして演奏をした縁があった。「さよならはダンスの後に」「陽は昇り陽は沈む」の2曲を3人で披露すると、会場も拍手で応えた。

 アンコールは「しあわせについて」「忘れな草をあなたに」の2曲。倍賞さんと小六さんのデュエットに来場者からは惜しみない拍手が送られていた。

総合文化会館で開かれた倍賞千恵子さんのコンサート

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