釧路市動物園（鈴木貴博園長）２１日、友好園の台北市立動物園に無償貸与している釧路生まれのタンチョウ、ビッグ（雄）とキカ（雌）の間に誕生したひなの名前が「哩鶴（リーホー）に決まったと発表した。

　ひなが誕生したのは６月１９日。名前の由来は、発音が台湾語の「こんにちは」に似ており、来園者にあいさつしているように聞こえるとのこと。「哩鶴」を含めた四つの候補名の中から、インターネット交流サイト（ＳＮＳ）を活用した投票で決まった。性別は今後、血液検査などで判明する。

　ビッグとキカは２０１１年９月から、学術交流を目的に貸与されていた。「哩鶴」の所有権は釧路市動物園にあるが、飼育は引き続き台湾で行われることから、同園では今後も情報を共有しながら飼育に協力する意向で、「名前も無事に決まり、健やかに育つよう願っている」と話している。

「哩鶴（リーホー）」と命名されたタンチョウのひな（台北市立動物園公式フェイスブックより）