プログラミング検定の合格を喜ぶ生徒たち

　教育事業を手掛ける「ｍａｎａｂｉｔ」（マナビット、函館市）が運営するプログラミングスクール「Ｃｏｍｐａｓｓ」の生徒がジュニアプログラミング検定スクラッチ部門（サーティファイ情報処理能力認定委員会主催）の１～４級に合格した。

　４月に開設した同スクールでは初めて検定を実施。プログラミング言語のスクラッチを用いて、ゲーム制作などを行う内容で、習熟度に合わせて受験した５人全員が合格を果たした。

　合格者のうち、佃優希さん（１２）＝七飯中１年＝は最難関の１級に合格。ゲームの仕様変更といった応用力が求められるが、佃さんは「感覚的にはそれほど難しくはなかった」と話す。「スクラッチはアニメもゲームもつくれるし、やり方次第で何でもできる」と話し、１０月２日まで作品を募集中の「北海道Ｓｃｒａｔｃｈプログラミングコンテスト」での入賞を目指す。

　３級合格の阿部優翔君（１１）＝函館大森浜小５年＝は「少し簡単だった」とし、２級、１級と先を見据える。数年前からスクラッチに触れてきたが「教えてもらって新しいものを作ることができるようになって楽しい」と喜ぶ。

　同じく３級の鈴木龍ノ史君（１０）＝道教育大附属函館小４年＝は「ものに当たったらボールを跳ね返るようにするのが難しかった」とはにかむ。これまで計算ゲームなどを作ってきたといい「オンラインで対戦できるゲームをつくりたい」とする。

　今年からプログラミングを始めた浅野和来君（９）＝函館港小４年＝は４級に合格。「いろいろとパソコンのことも学べて楽しい」とし、次の目標を３級合格に掲げ、「いずれキャラクター同士がバトルするゲームを作ってみたい」と笑顔を見せる。