認知症改善の理解深める【浦河】
室蘭市母恋北町1の北斗文化学園北海道福祉教育専門学校(澤田乃基学校長)主催の自立支援介護セミナー「認知症を学ぼう!~認知症は、こんな病気なんです!~」が15日、浦河町総合文化会館で開かれ、町内外の約110人が認知症改善へ理解を深めた。
主催する道福祉教育専門学校は2019年度から世界で唯一「自立支援介護福祉学科(旧介護福祉学科)」を取り入れた胆振・日高地区唯一の介護福祉士・保育士を養成する専門学校。普通の介護福祉士ではなく、「自立支援介護の提供ができる介護福祉士」を養成している。「自立支援介護」とは、従来のできないことを世話し補う介護ではなく、「できないことをできるようにする」新しい介護の仕方。
開会で澤田学校長は「現在少子高齢化、人口減少で日本社会は各産業界をはじめ、身近な地域社会の持続性に黄色信号がともる時期に入っている。今後実施していく必要があるのは『自立支援・重度化の防止』、すなわち自立支援型の介護サービス。認知症を治し、高齢に伴い、自然と寝たきりとなる状態から、寝たきりを起こし、元の日常生活を取り戻す。身体の機能が加齢で低下し重度化しないように予防することが大きな柱」とあいさつ。
講演は同専門学校顧問で国際医療福祉大の竹内孝仁大学院教授が行った。竹内教授は「認知症は治る」と明言。「認知症は身体の水分不足から起こる意識障害」と話し、認知が落ちている状態を戻すために「1日1500㍉の水分(アルコール以外)を飲む」、「運動」、「栄養をきちんと摂る」、「便秘解消」、「刺激のある生活を送る」―の5項目を実践すると、数カ月で認知症の症状が改善されるという。
来場者は盛んにメモを取りながら、竹内教授の話に耳を傾けたほか、講演後には普段のボランティア活動で、5項目を実践しながら認知症の人と接している同専門学生へ質問する姿も見られた。
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