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釧路新聞

釧路市立博物館で道内の縄文土器、石器展示【釧路】

「これだけの土器や石器を集めるのは、当館ではなかなかないことでは」と澤田学芸員

「展示を見てキハ40のことを思い出してほしい」と石川学芸員

 釧路市立博物館で17日、道主催の「北の縄文展2022」が始まった。厚岸町や網走市といった道東や、後志管内余市町、胆振管内厚真町の協力で普段同館では見られない縄文土器や石器が多数展示されている。新着資料ミニ展示「国鉄型気動車キハ40」(同館主催)も行われており、それぞれ貴重な品々を間近で楽しめる。

 北の縄文展2022は、「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録などを受けて道内各地で行われた「北の縄文リレー展」をさらに発展させたもの。釧路を中心に北見などでも発掘された幣舞式土器、道南や東北で発展した亀ケ岡式土器、帯広で出土した石(せき)刃(じん)鏃(ぞく)文化の石器などが並ぶ。

 釧路市立博物館の澤田恭平学芸員は「各地域の博物館を回らなければ見られないものを、並べた状態で比較できる機会はなかなかない。北海道の縄文文化を一つにまとめたようだ」と目を輝かせる。釧路開催は10月29日まで。

 「国鉄型気動車キハ40」は、1979年から製造され、釧路でも40年以上にわたり活躍した。ミニ展示では、今春のダイヤ改正でJR根室線釧路―新得間の運用から撤退したキハ40に焦点を当てた。JR北海道の協力を得て、同車で実際に使われていた座席や扇風機、「普通」「ワンマン」などを表示する前面種別幕などを展示している。

 石川孝織学芸員は「キハ40で通勤、通学や旅行をした人の思い出を継承していきたい」と話している。期間は2023年3月19日までを予定している。

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