装置を使い飛行機が飛ぶ原理を説明する大黒さん（右）

　【釧路町】航空業務に携わる人たちから話を聞く「ＡＩＲＤＯ（エア・ドゥ）航空教室」が１４日、町立富原小学校（種市文彦校長）で開かれた。６年生８８人が空の仕事について学んだ。

　同社が社会貢献活動の一環として２００９年から毎年、道内の小、中学校で実施。今年度は９月現在で、道内３６校で予定している。この日は、整備士と客室乗務員、パイロットの業務に就いている３人と広報担当社員が来校した。

　はじめに、エア・ドゥを紹介する会社案内の動画を視聴し、整備士、客室乗務員、パイロットの３人がそれぞれ、この職業を選んだ理由や仕事に対するやりがい、細かい仕事内容などを説明した。このうち、整備士の大黒元暉さんは、装置を使って風洞実験を行い、飛行機が飛ぶ原理を解説した。

　アナウンス体験では、代表児童２人が客室でのアナウンスとパイロット室からのアナウンスに挑戦。パイロット室のアナウンスをした宗石龍星君は「初めてやったけど、意外とすらすら言えたのでよかった」。客室アナウンスをした深見泰雅君は「ちょっと緊張したけど、自分でも上手にできたと思った」と話した。質問コーナーでは、児童が積極的に疑問をぶつけ、航空の仕事に対するイメージを膨らませていた。

　航空教室は同日、鶴居村立下幌呂小でも実施。１５日には釧路町立別保小と釧路市立新陽小でも行う。