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日高報知新聞

夏イカの季節が到来【浦河】

 今年も、浦河町の夏の風物詩として知られている〝夏イカ〟のシーズンが到来した。9月初旬から店頭販売が始まり、旬の味覚を求めて、町内外から大勢の客が鮮魚店を訪れている。

 町内井寒台の国道沿いにある木村商店(木村栄一社長)では、浦河沖のイカ漁で獲れたマイカ(スルメイカ)を浦河漁協市場の競りで仕入れ、鮮度抜群の生食用のイカが20~30匹入った発泡スチロール箱を店頭に積み上げ販売している。

 毎年、夏イカのシーズンが始まると、〝今年のイカ〟を味わおうと常連客や浦河夏イカのファンが町内外から続々と同店を訪れ、鮮度のいいイカを買い求めていた。

 日高中央漁協管内の浦河港などでは、9月に入り真イカの水揚げが始まり、青森県など道内外から約40隻のイカ釣り漁船が浦河沖周辺の好漁場を目掛け漁に訪れている。近年、燃料の高騰などで経費がかさむ中、漁場が比較的近海にある浦河周辺での漁には豊漁の期待がかかっている。

 同店では、11日朝から新鮮なマイカ70箱が並べられ、夏イカの販売を知った常連客や国道を通るドライバーらが車を止めてイカを買い求めていた。

 門別町富川から訪れた70代女性は「毎年、イカの販売が始まるのを楽しみにしている。以前は、価格が安かったので10箱ぐらい買って友人にも配っていたが、最近の値段をみると家族の分しか買えない」と近年の価格状況に困惑しながらも、「購入したイカは、イカ飯にしておいしくいただきます」と旬のイカを車に積み込んだ。

 町内東町の30代女性は「今年もイカ漁が始まり、家族で楽しみにしていた。新鮮でおいしいイカ刺しを味わいます」と話していた。

 ここ数年、イカの獲れる量が減少し、価格も1箱5千円を超えているという。木村社長は、「これから秋になると、イカは大きくなって、さらに食べ応えがある身になる。値段は高いが、味は最高!」と話し、販売にも力が入る。

 夏イカの店頭販売は、例年、11月頃まで続く(漁の状況によって変更)。同店では地方発送も受け付けている。夏イカ販売の問い合わせ申し込みは同店(☎0146・22・5086)まで。

夏イカを販売する木村社長

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