多くの親子連れが楽しんだ函館鮮士イカダベッサーのショー（テーオーデパート）

　函館・五稜郭地区から街のにぎわいを創出する市主催イベント「五稜郭まちなかフェスティバル」が２７日、本町周辺で始まった。初日は各会場でマルシェやステージイベントなどが催され、多くの市民で盛況した。２８日まで。

　テーオーデパートでは屋上にステージや物販ブースを設置し、多くの親子連れが来場。イベントで屋上を市民に開放するのは約５年ぶりという。

　函館モノクラフトマーケットはワークショップのブースを設け、千代台町のバラエティショップあさひやは、菓子やおもちゃを販売。ステージではご当地ヒーロー・函館鮮士イカダベッサーのショーを開催し、果敢に敵に立ち向かうイカダベッサーに親子で声援を送り楽しんでいた。

　昭和４から親子４人で訪れた浜谷碧以ちゃん（５）は「イカダベッサーがかっこよかった。おもちゃも買って帰りたい」と笑顔。母の亜以さん（３３）は「イベントの雰囲気がとても良い。ぜひほかの会場にも寄りたい」と話していた。

　シエスタハコダテでは、屋外テラスで地元産の海産物や農産物を販売するマルシェを開催。オープン前から市民が列を作り、函館産のイワシ、ツブといった鮮魚を買い求めていた。

　無印良品１階では道南の事業者が出店する「函館つながる市」が開かれ、各店こだわりのパンや野菜が並んだ。２８日は八雲チーズ工房やホタルぱん（宝来町）など４店舗が出店予定で、無印良品の加瀬紋子コミュニティマネジャーは「イベントが五稜郭周辺の商業施設を普段使いするきっかけになれば。ぜひ各会場を周遊してほしい」とＰＲしている。

　最終日はシエスタ、丸井今井函館店、ベルクラシック函館の３会場を中心に開催。丸井今井の屋上ではビアガーデン、ベルクラシックでは大道芸や音楽パフォーマンスを予定する。午前１０時～午後６時。