北海道ニュースリンクは北海道の参加新聞社がニュース・イベントを配信するサイトです

函館新聞

コミュニティ函館が金賞 野菜ソムリエアワード【函館】

金賞受賞を喜ぶ野菜ソムリエコミュニティ函館の会員。中央が齊藤さん

 野菜ソムリエコミュニティ函館(齊藤縁代表、会員34人)は、野菜ソムリエアワード2022(日本野菜ソムリエ協会主催)のグループ部門で、最高賞の金賞を受賞した。新型コロナウイルス禍でもできる活動として全国に先駆けて始めた「突撃!農家訪問」などが評価され、全国の頂点に立った。応援に感謝するため、地元の新規資格取得希望者を対象に受講料の割引制度を設けるなど、独自企画を計画している。

 アワードは個人、グループの2部門があり、一次、二次選考を経て、最終選考に残った個人14人、6グループが動画視聴などの審査を受けた。今月7日の結果発表でコミュニティ函館は、個人でもグループでも初めての金賞に輝いた。

 農家訪問は2020年に始め、道南で野菜作りに励む生産者の思いを取材し、制作した動画を「ユーチューブ」に投稿。インタビュアー、カメラマン、動画編集の全てを会員がこなしており、全国のコミュニティの共感を呼び、同様の活動が広がった。1年間で8本の動画を配信し、コミュニティ函館は「取材先はこれまで会員の農家が多かったが、会員以外の農家にも広めたい。生産者と生活者の架け橋となる活動を継続したい」という。

 新規資格取得希望者は、10人限定で割引価格で受講できるようにする。通常の野菜ソムリエ資格は14万8000円が必要。割り引きの財源は協会が負担する。また、渡島、桧山管内に100人いる有資格者のコミュニティ函館への加入を推し進め、仲間づくりを強化する。

 厚生労働省が勧める成人の1日当たり野菜摂取量350グラム以上を実現するため、函館のレストラン2軒と連携、生産者を紹介するなどして野菜をたっぷり使ったメニューを提供する。

 齊藤さん(60)は「コロナ禍でも歩みを止めず、できることを続けてきた。個人ではなく、グループの活動が全国に認められ、うれしい。今後は会員個人が輝く活動にも力を入れたい」と話す。

 新規資格取得希望者は、9月9日までにコミュニティ函館のメール(vsc.hakodate@gmail.com)に連絡する。

関連記事

名寄新聞

美深町産蜂蜜と福岡県添田町産ユズでクラフトビールを開発【美深】

 美深町商工会青年部(馬場大輔部長)は、美深町産の蜂蜜と姉妹町の福岡県添田町産のユズ(柚子)を使ったクラフトビール「はちみつゆずエール」を開発して製造、5月15日から一般販売を開始する。美深白樺...

十勝毎日新聞

「農家のパスタ店」1周年 育てた野菜、特産も提供【池田】

 道東自動車道の池田インターチェンジを降りて国道274号を本別方面に向かうと、農家の住宅内に3月でオープン1周年を迎えた「道行パスタ店」(池田町信取74ノ1)がある。八木茂美代表(66)は「大勢の...

十勝毎日新聞

地域食堂「つながり」 カレーで笑顔 大然寺で初開催【帯広】

 子どもからお年寄りまで一緒に食事を囲む地域食堂を運営する一般社団法人「つながり」(門義昌代表)は21日、帯広市東5南8の大然寺で初めての食堂を開いた。地域から親子連れら約100人が訪れて、カレー...

十勝毎日新聞

中心街歩行者 目標遠く 藤丸閉店の影響も【帯広】

 帯広市中心市街地活性化協議会(所紀夫会長)が24日、市内の帯広経済センタービルで開かれ、市は市中心市街地活性化基本計画(2020~24年度)の23年度末時点の状況報告などを行った。目標指標の一...

室蘭民報

登別・室蘭空撮「絶景」 志賀さんヘリ体験搭乗【登別・室蘭】

 陸上自衛隊幌別駐屯地主催のヘリコプター体験搭乗が14日、登別市緑町の同駐屯地で行われた。市内外から44人が参加して、同駐屯地から室蘭市の白鳥大橋を折り返す約15分間のフライトを楽しんだ。市内...

CATEGORY記事カテゴリー

MEDIA参加新聞社

ARCHIVE月別記事リスト

RANKINGアクセスランキング

  • 週間アクセス
  • 月間アクセス