【新ひだか】北海道日本ハムファイターズのスポーツエンターテイメント主催の「ファイターズスポーツキャラバンｉｎ新ひだか町」19～21日の３日間で開かれた。

　最終日の21日は、町総合町民センタ―はまなすで、スペシャルアドバイザーの田中賢介講演会に約１００人の来場者が訪れ「日米通算20年のプロキャリアで学んだ現状を変える力」を学んだ。　

　田中さんは、福岡県出身の元プロ野球選手。１９９９年日本ハムに入団。現役引退後の20年から同球団のスペシャルアドバイザーに就任し、ＮＨＫの野球解説者としても活動。２０２２年４月に田中学園立命館慶祥小学校を立ち上げた。

　この日は、自らの野球人生を重ねて「なぜ頑張っているのに結果が出ない」を分析し①整える力②想定する力③アジャストする力の３つに分け解説。

　行き詰ったら環境を考えることが大切という、①整える力は、ヒットや成績だけでなくチームのために考え「野球」以外の生活習慣、体調を整える。睡眠や食事の質を変えることによって身体や脳の思考が整う。②想定する力は、緊張感を持って目標に向かい、失敗を想定の範囲内において練習する。③アジャストする力は、変化しながら対応していく、自分に合った整え方を考え（ヨガ、瞑想も一つの方法）想定外が起こった時に進化していくようになど、学校や仕事での生活の参考にしてほしいと講話。

　この後、田中学園案内のサイン本が用意され購入者は田中さんと一緒に写真撮影していた。

　家族で訪れた三石小学校６年の渡辺怜（れん）君は「年少から野球をやっているのでチームのためにとか環境を変えてみるとか、ためになる話で、これから参考にしていきたい」と話していた。

自分の野球人生からアドバイス講演する田中さん