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釧路新聞

「カタリ場」継続へ 標茶町など5者協定【標茶】

3年ぶりのカタリ場で大学生と対話する標茶高校の生徒

カタリ場の継続実施を通して教育振興、関係人口増大を促進する連携協定を締結した5団体の代表

 【標茶】大学生らが中高生と対話する授業「カタリ場」について、2018年から実施してきた標茶高校での継続を目指し22日、町や同校、道教育大学釧路校、財政支援するクリプトン・フューチャー・メディア社(本社札幌市)、運営するNPO法人いきたすの5者が連携協定を締結した。町の教育振興、大学生の定期的な来町による関係人口増大などが狙いで、23日には3年ぶりのカタリ場が開かれ、生徒が大学生と交流を深めた。

 カタリ場は対話を通し、年齢が近い大学生の経験を高校生らの進路選択の参考にしてもらうなどする試みで、2006年ごろから東京都内で始まり、道内では10年から同法人が企画運営している。

 高校は生徒のやる気を高め、大学は学生の教育効果と高校との接続連携、町は教育振興と関係人口増大、町出身の伊藤博之さんが経営する同社は企業版ふるさと納税を通じた地域貢献、同法人は安定的な運営基盤が期待できる。

 締結式は同校で行われ、5団体の代表が協定書に押印した。オンラインで出席した同社の伊藤代表は「愛着のある標茶に良くなってもらいたい。教育への投資が一番効果が高い」。同釧路校の浅利祐一キャンパス長は「本学にとっても大変有意義。より一層地域に貢献したい」。

 同法人の江口彰代表理事は「若い人にいい場をつくっていきたい」。同校の小森章史校長は「子供たちが刺激を受け、次の行動のきっかけづくりができる」。佐藤吉彦町長は「高校の魅力を発信し、全国から生徒を集めたい」と期待を込めた。

 新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなったカタリ場では、1年生が大学生と約2時間交流。高校時代の悩みや失敗体験などに熱心に耳を傾けた。伊藤晋悟さん(16)は「境遇が似ているので、今後の進路に役立った」と話していた。

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