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日高報知新聞

児童たちが稲の生長を観察【浦河】

 浦河町土地改良区が地元の子どもたちに、米づくりを通して農業について理解してもらおうと実施している米作り体験学習〝田んぼの学校〟の「稲の生長観察」が22日、浦河町富里の農業、島田譲さん宅の水田で行われた。

 田んぼの学校は、子どもたちに食と農業への興味と土地改良区や農業農村整備事業の理解周知を図ることを目的に、土地改良区が姉茶・富里・東栄地域の人たちで構成している「姉富東ふるさと守り隊」と浦河町、町教育委員会、日高振興局が連携した取り組み。地元の小学5年生を対象に、総合的な学習の時間を活用して毎年実施している恒例の授業で、2002年の開始から今年で20年目を迎える。今年度は、浦河東部小9人と荻伏小10人の5年生児童が、田植えから収穫までの米づくりの一連の作業を体験している。

 この日は、島田さんと日高振興局日高農業改良普及センターの浦上渉さんを講師に、5月に植えた稲の生長観察会を行った。

 児童たちは田んぼで、1本の稲穂に米が何粒ついているかを数えたり、稲の色の違いなどを観察。田んぼ全体を見渡し、稲穂が風に揺れる情景に感動していた。また、カエルや虫探しなどで田んぼに生息する生き物とも触れ合った。

 観察を終えて、気になったことや疑問に思ったことを島田さんに質問。児童からは「田んぼに水がないとお米は枯れてしまうの?」「米作りで大変なことは何ですか」などの疑問や、「いもち病ってどんな病気ですか」といった専門的な質問も。島田さんは「いもち病は、田んぼがあっという間に枯れてしまう農家にとって一番怖い病気」と伝え、浦上さんが病気の原因や対応策などを解説した。

 児童からどんどん上がってくる疑問、質問に、島田さんは一人ひとりと向き合いながら笑顔で答えていた。

児童からの質問に答える島田さん

 今後は、稲の生育状況を見ながら、秋の収穫体験を行う予定だ。

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