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日高報知新聞

本間駿名選手(静高2年)が優勝【新ひだか】

全国優勝を決めガッツポーズの本間選手

【新ひだか】8月9、10日に苫小牧市美沢のノーザンホースパークで開かれた「第33回全日本高等学校馬術選手権大会(個人戦)」で、静内高校の本間駿名選手(2年)が昨年の予選落ちの悔しさをバネに挑み、全国の強豪を抑えて優勝した。

 大会は全国から28人が出場。1回戦の競技は基本障害。1組4人の7グループのうち上位2人が2回戦へ進出。

 本間選手は、グループと全体でも1位の最高得点をマークし1回戦を突破すると、2回戦でも全体の最高得点で3回戦に駒を進めた。

 3回戦の障害飛越では、バーを1本も落とさずグループ1位で勝ち上がり、準々決勝の馬場馬術L1課目でもグループ1位。準決勝の障害飛越も減点されることなく1位で決勝へ進んだ。

 ここまで減点なくパーフェクトで迎えた決勝戦の相手は、茨城県立江戸崎総合高校の粂川賢心選手。

 最初の馬場馬術競技のL1課目では本間選手がリードし、続く障害飛越では、減点数の多い粂川選手が先に競技。粂川選手はタイム減点などのマイナス13点で競技を終え、本間選手はバーを1本落としたが、マイナス4点で優勝を決めた。2年生で優勝したことから来年のシード権も獲得した。

 本間選手は、種馬場アロースタッドの主任だった父・一幸さんと獣医の母・準子(せつこ)さん、兄・飛鳥さんの4人家族。馬のいる環境で育ち小学1年から乗馬に親しんでいた。

 両親は現在、2018年に開設した多機能型牧場チェリーフィールズを営み、乗馬、種馬、繁殖牝馬が在きゅうしている。今後は引退馬、養老馬なども繫養する予定だという。

 静内高校には馬術の練習場がなく、近隣の乗馬クラブで空いている時間を利用しながら練習となるため、限られた日程や時間的な制約の中で技術を磨いた。

 大会を振り返り本間選手は「(優勝は)うれしかったが、決勝でバーを一本落としパーフェクトが取れなかったことが悔しかった」と話した。

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