２種類の男爵パンを手にする鍵谷支配人

　【七飯】町峠下の商業施設「男爵ラウンジ」が函館市亀田本町のパン店「キングベーク」と共同開発し、７月中旬から同施設で土日、祝日のみ販売している「男爵パン」が好評だ。カレーパンと白あんパンの２種類あり、計３０個が毎回完売する人気ぶり。新たな看板商品として注目が集まっている。

　同施設はプライベートブランド商品の販売を検討する中、開業時から取引のあるキングベークと２０２０年に開発をスタート。人気の根強いカレーパンに着目し、全国各地から取り寄せた５０種類以上のパンを食べ比べ、味や形、焼き方、揚げ方など試行錯誤を重ねた。同時に、開業当初に販売していた白あん入りの「男爵イングリッシュマフィン」の復刻に向け、改良も進めてきた。

　いずれもしっとり感のあるマフィン生地を使用し、油で揚げず、オーブンで焼き上げるヘルシーなパン。カレーパンにはキングベークの「キングカレー」とバターでソテーした男爵イモ、白あんパンにはマッシュした男爵イモを混ぜ込んだ甘さ控えめの白あんを入れている。

　価格はいずれも３５０円（税込み）。カレーパンは２０個、白あんパンは１０個限定。焼き立てを味わってもらうため、提供までに約８分かかる。鍵谷孝之支配人は「地域に長く愛してもらえるような、男爵ラウンジらしい商品が完成した。自信のある商品なので、幅広い年代の方に味わってほしい」と呼び掛ける。

　問い合わせは同施設（０１３８・８２・８８８８）へ。