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室蘭民報

3世代で国体つかむ 市内出身、体操の畠山選手【室蘭】

ポーズを取る(写真左から)正浩さん、浩也さん、正己選手、正満さん

 第77回国民体育大会(栃木県)の体操少年男子に、室蘭市出身の畠山正己選手(札幌白石高2年)が初めて出場する。畠山選手の指導者で父の正浩さん(50)と、祖父の正満さん(79)も国体で活躍。3世代での国体出場となる。

 道予選で5位に入り代表の切符を手にした畠山選手。ノーミスでの演技に「うれしかった」と笑顔を見せ「まさか代表に入れるとは」と胸の内を明かす。

 正己選手が体操を始めたのは「物心が付いたころ」。蘭体操クラブが現在ある宮の森町に新設したのは6歳の時で、遊びといえば体操だった。

 父の正浩さんは11回連続で国体に出場。1989年はまなす国体では、北海道少年男子団体の優勝メンバーとして活躍した。

 体操一家の始まりは、熊本、岐阜など複数の国体に出場した祖父の正満さん(78)が、白鳥台に建てた練習場がきっかけ。

 練習場で遊ぶ小学生の正浩さんに対し「センスがあった」と、二人三脚での指導がスタートした。

 3世代の出場について正満さんは「かなったらいいなあとは思っていた」。正浩さんは「来年狙っていたが、1年前倒しで結果を出してくれた」と喜ぶ。

 父と祖父の夢をかなえた畠山選手は「正直、意識したことはない」と頭をかく。それでも「まだまだ2人に追い付いたとは思っていない。レベルが違う」と尊敬のまなざし。

 弟の浩也さん(本室蘭中2年)も全国中学体育大会に出場し、力を付ける。「負けられない。そしていつか父と祖父を超えたい」と力を込める。

 正浩さんは「うちの家系は本番に強い。今まで頑張ってきた成果を国体の舞台で発揮してくれたら」とエールを送った。

 体操競技は9月10日に始まる。

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