まちなかフェスへの来場を呼び掛ける市職員

　函館市は２７、２８の両日、本町・五稜郭・梁川地区の公園や地下歩道、商業施設などを舞台としたイベント「五稜郭まちなかフェスティバル」を初めて開催する。地域が一体となって街のにぎわい創出を目指す事業で、市は「子どもから大人まで幅広く楽しめる催しを用意したので、家族連れや友人同士などでぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。

　函館の中心的商業地域、五稜郭エリアの公共空間などを活用し、市民が楽しみながら充実した一日を過ごしてもらおうと、市が地元の商店街や商業施設に協力を呼び掛け準備を進めてきた。

　本町児童公園会場では「まちなかキッズパーク」としてフリーマーケットやミニ動物園を行う。本町交差点地下歩道では「まちなかアートマルシェ」として地元アーティストの絵画やオブジェなどを展示する。また、「まちなか大道芸＆ライブ」と題し、２０組以上の地元ミュージシャンやダンスグループ、マジシャンなどがシエスタハコダテ前など４カ所でパフォーマンスを繰り広げる。

　このほか丸井今井函館店とベルクラシック函館ではビアガーデンを開催。ベルクラシック函館では道南リングによるプロレスの試合もある。さらにテーオーデパートでは地元キャラクターのヒーローショー、シエスタハコダテではフィッシャーマンズマルシェなど多彩な催しを予定している。

　イベント開催時は北海道ガス函館支店（万代町８）から３０分間隔で、各会場への無料循環バスを運行。同支店には無料駐車場も用意されている。市経済部商業振興課は「街全体を楽しんでもらうイベント。公共交通機関や無料バスを利用し、時間を気にせずゆったりと満喫してもらいたい」と話している。

　同フェスティバルの開催時間は両日とも午前１０時～午後６時。各催しの詳しい情報については公式ウェブ（ｇｏｒｙｏｋａｋｕーｆｅｓ．ｃｏｍ）を参照。