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函館新聞

函館空港、情報発信に力 SNSでより身近に【函館】

観光案内所・がっつり道南でSNS投稿用の写真を撮影する吉川さん(右から2人目)ら職員

二次元コード

 函館空港(高松町)では、インスタグラム、フェイスブックといったSNSを活用した情報発信に力を入れている。空港施設を運営する北海道エアポート函館空港事業所の職員が運用を担い、飛行機の利用だけでなく、気軽に足を運んでもらえる空港を目指し投稿を続けている。

 同空港では「函館ソラボレーション」をテーマに、地域の事業者と連携し、空港を拠点に道南の魅力発信を進めようと、今年1月に公式のインスタグラム、フェイスブックを開設した。

 週1~2回のペースで、道南地域とのコラボレーションで開くイベントや今年3月にリニューアルした売店、レストランなど空港施設の紹介、売店での新商品販売などの情報を写真とともに投稿。イベント時には動画を交えた投稿機能「ストーリーズ」を活用し会場の様子をリアルタイムで届けている。

 投稿内容はイベント、売店などそれぞれ管轄する部署の担当者5人でSNSチームをつくり、月1回のミーティングでアイデアを出し合い決めている。これまでの投稿では、夏に合わせ道南でソフトクリームが食べられるスポット情報を掲示する1階の観光案内所・がっつり道南の様子を取り上げたほか、1971年の空港開港当初から使用している航空機の到着・出発予定時刻などを表示する「パタパタ」(反転フラップ式案内表示機)を動画付きで紹介するなど空港に興味を持ってもらえるよう工夫を凝らしている。

 総務課主任でSNSチームリーダーの吉川菫さん(27)は「空港を身近に感じ、地域の人に親近感を持ってもらえる投稿を心掛けている。SNSを通じ地域の事業者とつながることができるのも良さ」と話す。

 3月の施設リニューアルに加え、6月には道南事業者一押しの酒のつまみを集めた道南おせっかい横丁を設置するなど、地域の魅力をPRする取り組みを加速させている同空港。吉川さんは「地域住民にとって空港が普段使いできる場となり、気軽に遊びに来てもらえるよう投稿していきたい。ぜひフォローやいいねをしてほしい」と呼び掛ける。インスタグラムの閲覧は二次元コードから。

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