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函館新聞

ハコダテアンチョビ販売へ任意団体設立 10月から一般販売【函館】

ハコダテアンチョビの一般販売に向け意気込む関係者

 函館近海で水揚げしたマイワシでアンチョビを作る「ハコダテアンチョビプロジェクト」で、事業の窓口となる任意団体「ローカルレボリューション」(岡本啓吾代表)が設立された。5月中旬から順次仕込んだアンチョビ200瓶(1瓶100グラム入り1000円)を9月11日に無印良品シエスタハコダテで先行販売するほか、10月以降は一般販売を計画。漁獲が増えても捨てられてしまうマイワシの価値を高め、函館の新名物を目指す。

 4月には、第一期仕込みのアンチョビを50瓶限定でシエスタハコダテで販売し完売。第二期仕込みは、北斗市のレストラン「ポッケディッシュ」(齊藤亘胤オーナーシェフ)、函館の海産物卸問屋「福田海産」(福田久美子社長)、水産加工業「小田島水産食品」(小田島隆社長)が5月中旬から順次行っている。夏場は気温が高いため、短い時間で発酵できるのが利点だという。

 シエスタハコダテでの先行販売は午前10時半から整理券を配り、同11時に販売開始(なくなり次第終了)。同時にインターネットでも200瓶限定で販売する。

 10月以降の一般販売はシエスタハコンダテでの常設販売や、函館空港での販売を想定。価格は1瓶80グラム入り1000円。アンチョビは、まろやかな味で少量加えるだけで料理の味が決まる。汎用性の高い調味料として市民に普及する考え。

 ローカルレボリューションは7月1日に立ち上げ、岡本さんのほか、齊藤さんが副代表、函館出身の魚専門シンガー・ソングライター齊藤いゆさんが監査を務め、ハコダテアンチョビの監修と販売元として活動する。

 プロジェクトは昨年12月に岡本さんを中心にレストラン、水産加工業、漁師など市民有志が集まり、アンチョビ作りに関する研究や情報交換を行いながら「売りたくても買い手のつかない魚」からの脱却を図る。アンチョビはカタクチイワシで作るのが通常で、マイワシで作るのは珍しい試みといい、岡本さんは「道南の新しい産業にしたい。国内にとどまらず、世界中に愛され、地元に外貨と雇用が生まれるようにしたい」とし、齊藤亘胤さんは「マイワシが大量に揚がった際、漁師が困らないようにすぐに売れる体制をつくりたい」と意気込んでいる。

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