女子組で優勝した伊藤選手の飛躍

　全日本スキー連盟Ａ級公認、サンピラー国体開催記念・第19回サマージャンプ大会が７月31日に名寄ピヤシリシャンツェ（ＨＳ１００メートル、Ｋ点90メートル）で開かれた。女子組は下川町出身の伊藤有希選手（土屋ホーム）が２本目に最長不倒の92・５メートルと飛び優勝。中山和選手（下川商業高校）が３位に輝いた。男子組は岩佐勇研選手（東京美装グループスキー部）が安定したジャンプで優勝。坂野旭飛選手（下川商業高校）が３位入賞を果たした。

　名寄地方スキー連盟（吉田肇会長）の主催。コロナ禍を受け、昨年は無観客試合としたが、万全な感染症拡大防止対策の下、今年は市民などの観戦も可能とした。

　大会には女子組に32人、男子組に88人が出場した。

　女子組は、伊藤選手が１本目77・５メートル、２本目92・５メートルを飛び優勝。久保田真知子選手（早稲田大学）が１本目70・０メートル、２本目74・０メートルで準優勝。中山選手が１本目68・５メートル、２本目69・０メートルを飛び３位。

　男子組は、岩佐選手が１本目87・５メートル、２本目89・０メートルを飛び優勝。渡部弘晃選手（東京美装グループスキー部）が１本目87・０メートル、２本目89・０メートルで準優勝。下川商業高校の坂野選手が１本目88・０メートル、２本目85・５メートルを飛び３位入賞。

　この日は朝から小雨がぱらつくコンディションだったが、多くの地域住民が観戦。大飛躍に惜しみない拍手が送られ盛り上がった。