ポスターを手に来場を呼び掛ける同センター職員

　釧路市阿寒地域の夏を盛り上げる「阿寒ふるさとまつり」（実行委員会主催）が３１日午前１０時から、阿寒町行政センター横特設会場で３年ぶりに開かれる。会場の出入り口を２カ所に限定するなど、新型コロナウイルス感染防止対策に取り組んでおり、事務局の同センターでは「安心して楽しめるように対策をしているので、ぜひ足を運んでほしい」と来場を呼び掛けている。

　今年度の目玉企画は、阿寒ポーク、阿寒モルト牛、阿寒もみじの地元特産肉を、その場でステーキなどに調理して低価格で販売する「阿寒特産肉まつり」。一方で、恒例となっていた地元産鹿肉ローストの無料振る舞いは、行列などができるため感染防止の観点から中止とした。

　会場内には、地場産野菜や夢の杜ファームの「ゆめいちご」を販売するブースを設置するほか、今回新たにキッチンカーコーナーを設けており、ラーメンやソフトクリームなど８台が出店。大人から子供まで楽しめるよう、健康相談や地域おこし協力隊の活動報告が並ぶ展示コーナー、射的やくじ引きなどの子供縁日も用意している。

　このほか阿寒中、阿寒高の吹奏楽部による演奏、釧路を拠点に活動するＶチューバー「鬼霧シアン」のライブ、タンチョウ鶴愛護会の丹頂鶴音頭、ＹＯＳＡＫＯＩの演舞など多彩なステージショーがイベントに花を添える。

　感染防止対策として、会場の出入り口は２カ所に限定しており、入場時に連絡先の記入、手指消毒、検温などを求めるほか、会場の混雑状況によっては入場制限なども行う。

　ゲームや空気清浄機などが当たる抽選券と飲料券３枚がついた前売り券（１０００円、当日１２００円）は、同行政センターや各商店、市内のコープさっぽろ中央店、星が浦店の菓子処松屋などで販売している。問い合わせは事務局０１５４（６６）２１２１へ。