森ジャムの告知ポスター

　森林の恵みを楽しむイベント「森ジャム」が、16、17の両日、町内南町の美桑が丘と道路を挟んで隣接する桜ケ丘公園（西町）で開かれる。木漏れ日の気持ち良い森林で、雑貨、飲食などの出店やアート展示、さまざまな体験プログラムが行われる。実行委員長を務める山口駿人さん（31）は「３年ぶりの“森の祭り”をお楽しみください」と来場を呼び掛ける。

　森ジャムは、同実行委員会が主催。地元４大イベントの一つに定着しつつあるが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、３年ぶりの開催となる。実行委員も入れ替わり、テーマを「しばらくぶりの週末。」とし、再始動への思いを込めた。

　入場無料で、16日は午前11時から午後５時、17日は午前10時から午後３時まで。

　会場では、チェーンソーアートやマーケットが並び、美桑が丘の森の中では、北海道和種馬（ドサンコ）との触れ合い放牧、美術館のように飾られるアート作品、本を読めるような「図書館」要素を加え、ゆったりと楽しむ空間を演出する。

　「マーケット」には道内35店舗が参加。エゾシカの角を素材に使ったアクセサリー、蜜ろうキャンドル、チーズフォンデュ、かき氷、ピザ、薪窯（まきがま）で焼いたクロックマダムや焼き菓子、自家製コーラなど、こだわりのスイーツ、フード、ドリンク、雑貨が並ぶ。ヨガ・ストレッチ、マッサージ、草木染め、ハマナスハニー石けん作り、道産材鉛筆作り、森のはがき作り、似顔絵など多様な体験も提供する。

　16日は午後６時から同９時まで夜の部「森のウィスキーバー」をオープン。美桑が丘のたき火を囲んで、軽食と酒を楽しむ。マイカップ、マイグラス持参を呼び掛ける。

　桜ヶ丘公園「フレペ広場」芝生でテント泊可能エリアも開設。13日まで予約を受け付けており、受け付け時に「森ジャム応援金」の協力を求める。

　同時開催（14～17日）のチェーンソーアート大会「エゾカップ」とも連携。完成作品が随時、美桑が丘に並べられる。

　小雨決行、荒天の場合は中止。