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釧路新聞

城山小4年生、地域の祭りを自主開催 あんどん作りなど準備着々【釧路】

出来上がったあんどんを保管場所に運ぶ児童たち

 釧路市立城山小学校(長谷川郁夫校長、児童数122人)の4年生が19日、同校グラウンドで1~3年生を招待して「ミニもしりや祭り」を開く。地域を代表する行事「もしりや子供みこし祭」がコロナ禍で中止となったため、授業で学んだ成果の披露と地域の思いを受けて開催を決めた。8日には同祭りに向けてあんどん作りを行うなど、成功に向けて準備を進めている。(嶋守善一)

 同祭は1978年から続く催しだが、新型コロナウイルス感染症の影響などで中止が続き、ほとんどの4年生は参加したことがない。児童たちは5月から、総合学習の「城山学習」で同祭について学んでおり、その成果を新聞としてまとめる作業を行ってきた。授業では映像を見たり、主催するもしりや子供みこし会の大畑昇平さん、南部八栄子さん、多賀弘志さんから、どのような思いで取り組んできたのかなどを聞いたほか、地区会館に保管しているみこしを担いでその重さや形状などを確認。みこし渡(と)御(ぎょ)で休憩時に披露される釧路音頭と花笠音頭の踊りの指導も受けた。

 今年度の同祭が中止となると知り「自分たちでお祭りを開きたい」との意見が出され、低学年を招き、みこし渡御や子供縁日、踊りを披露するミニ祭りを開くことを決め、準備に励んでいる。

 この日はあんどん作りとして、六角形の縦、直径それぞれ30㌢の木製ランタンに、全校児童から募ったイラストやアニメのキャラクターなどが描かれたトレーシングペーパーを接着剤で貼り付けて完成させ、踊りを練習。同みこし会の大畑さん、南部さん、多賀さんが同校を訪れ、あんどん作りと踊りを指導した。

 参加した小笠原遙海さんは「あんどん作りは大変なこともあったけど楽しかった。低学年の子供たちに祭りを楽しんでもらいたい」と笑顔。

 大畑さんは「子供たちが実際のものと近い形でやってくれると『もしりや子供みこし祭』が来年以降も途切れずつながっていくと思う。全面的に協力したい」と話していた。

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