浦河高校（齊藤雄大校長）の「第74回浦高祭」が９日開幕し、10日までの２日間、ステージパフォーマンスや演劇発表、模擬店などこれまで準備に取り組んできたさまざまな企画を披露し、学校祭を盛り上げる。

　学校祭テーマは「彩」。一人ひとりがまばゆいばかりの輝きを放ち、個性を生かし、協働的に働きかけて、さらに一歩前へ進もうという思いを込めた。

　初日は、町総合文化会館で各学級による演劇公演会を感染対策に考慮し生徒のみで行ったが、２日目は、同校校舎で模擬店をはじめ、クラス展示や文化系部活動の展示、ステージパフォーマンスなどを３年ぶりに一般公開する。

　開会式で、齊藤校長は「学校祭２日目の明日は、３年ぶりの一般公開日。保護者、地域のみなさんが楽しみにしている。元気・やる気・本気になってみんなが躍動する姿を見せてほしい」と期待し、生徒会長の岡田雪葉さんは「全員が自分なりの色を出し、それが一つとなって鮮やかな浦高祭になることを願っている。みんなで盛り上がる学校祭にしていこう」と呼び掛けた。

　吹奏楽局が演奏するオープニングテーマソング「Ｍｅｌａ！」（緑黄色社会）に合わせて有志による歌とダンスで学校祭がスタート。感染対策のため、生徒らは声を出さずに色とりどりのサイリュームペンライトを振り会場を盛り上げた。

　演劇公演会では、１年生、２年生、３年生が各クラスごとに設定したテーマに沿って脚本を考え、高校生らしく会場から笑いがこぼれる楽しい演劇を披露した。

　10日は、午前９時半から同校で一般公開を開始。クラスパビリオンやステージ芸能、模擬店など各クラスがそれぞれ考えた企画を催す。一般公開は午後１時50分までで、模擬店の販売終了時間は１時45分を予定している。

歌とダンスでオープニングがスタート