在校児童を代表しあいさつする西村児童会長

　函館市南茅部地区の３小学校が統合し、今春誕生した函館南茅部小学校（深澤昌明校長、児童１５２人）で９日、開校記念式典が開かれた。学校関係者や来賓ら約１８０人が出席し、新しい校歌を響かせながら同校の門出を祝った。

　同校は大船、臼尻、磨光小の３校が統合し誕生。旧磨光小の校舎を活用している。深澤校長は児童に向け「皆さんは南茅部小の歴史の１ページを作る大切な役割を与えられました。３校で学んだことや経験したことを皆さんが一つになって、新しい未来を作ってほしい」と期待した。

　児童を代表し、児童会会長の西村恵翔君（６年）が「新しい学校での生活に不安はあったが、仲間が増えみんな楽しく学校生活を送っています」とし、全校児童に向け「この南茅部小で仲間とともに心と体を鍛えましょう」と呼び掛けた。

　式ではこのほか、市教委の辻俊行教育長や渡島教育局の柴田亨局長があいさつや祝辞を述べたほか、校歌を作曲した函館在住の作曲家・山本和生さんと、校歌の作詞や校章デザインを担った、元磨光小教諭の花田久美さん（現亀田小教諭）へ、児童から感謝状が手渡された。