来年１月末での閉店方針を示した地元百貨店・藤丸（藤本長章社長）は、閉店セールを８月１１日から開始する。来年１月末まで継続的に行っていく考え。

　同社によると、現在、営業企画部門が中心となって内容を調整中。営業部は「８月１１日はちょうど、人気催事の『横浜・中華街展』もスタート予定。開始まで時間はあまりないが、お客さまに喜んでいただけるよう内容を詰めている。ロングランなのでしっかり続けていきたい」としている。

　藤丸は１９００年創業、３０年から百貨店業態で営業し続けている。地場資本としては現在、道内唯一の百貨店だが、閉店方針が６日に明らかになり、管内外から惜しむ声が上がっている。ただ、同社などから支援要請を受けた地方創生ベンチャー・そら（帯広市）が「藤丸」として再建できないかを模索している。