誰もが楽しめる海水浴場に 七重浜「ユニバーサルビーチ」実現へ講習会【北斗】
【北斗】七重浜海水浴場を管理するシーイクオリティ(佐々木大生代表)は今シーズンから、障害の有無にかかわらず誰でも海水浴場を利用できる「ユニバーサルビーチ」の実現に向けて第一歩を踏み出す。須磨ユニバーサルビーチプロジェクト(神戸市、木戸俊介代表)のサポートを受け、16日の海開きに合わせて身体障害者の受け入れを始める。
2日には七重浜住民センターで木戸代表らを招いて講習会を開き、佐々木代表ら監視員10人が、同プロジェクトの運営する須磨海水浴場での取り組みを学んだ。座学後の実技講習は海水浴場開場前の七重浜海浜公園で行い、水陸両用の車椅子と、車輪が砂浜に沈まないようにするビーチマットの運用を確認した。
シーイクオリティは2018年から七重浜海水浴場で障害児向けサーフィンスクールを開くなど、「誰もが集える海水浴場」を目指して活動する。同海水浴場はバリアフリー対応ではないため、身体障害者の受け入れは当面、土曜日と日曜日のみとし、車椅子の利用には事前連絡が必要。佐々木代表は「設備面などまだまだ課題はあるが、”道内初”のユニバーサルビーチを作り出していきたい」と意欲を燃やす。
シーイクオリティは8月6日、3年ぶりとなる障害児(知的障害・発達障害・身体障害)向けサーフィンスクールを七重浜海水浴場で開く。参加費は1人2000円。申し込みは同団体フェイスブックページまたは佐々木代表(090・4878・3658)へ。
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